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2008年6月
六月―

日本は雨が多いので、晴れは「いい天気」と言いますが、インドでは、曇っている日をいい天気だと言うそうです。晴れているととても暑いからです。インドの食べ物といえばカレー。辛いものを食べるとおなかの中が熱くなります。身体の外側が暑いので、身体の内側から熱くすると逆に涼しく感じられます。辛いものをよく食べるのは、暑い国インドだからこその知恵です。

この時季、休みの日の夕暮時に散歩をしていると、木立の近くで頻繁に顔にくっ付くものがあります。クモの糸です。クモが夕方巣をつくるのは、夜になると空気が湿ってねばる糸が弱くなるからと言われています。クモの巣の横糸はねばねばし、縦糸は自分で歩くためねばねばしていない。クモは中々知恵ものです。

くもった日、雨の日や風がない日に元気がないのが犬。犬は目がよく見えないかわりに嗅覚は抜群、犬は鼻でものを考えると言われていますが、特に脂肪酸の臭いをかぎわける力は人間の約百万倍はあるそうです。

だいたい、犬でも猿でも、酒は人間より強い。森の人と呼ばれるオランウータンを家で飼い、小さい時から晩酌に付き合わせたところ、だんだん腕をあげ、毎日一升の酒を飲んでけろりとしているという事例もあります。チョウチョウでさえも焼酎を木の枝にむかって霧吹きすれば、群れをなして寄ってくる。ハエですら瓶のふたをとってそのままにしておくと、何匹かの仲間と飲みにきて、飲みすぎたのか溺れたのか、酒の中で昇天という光景が見られます。

蝿(ハエ)という字のつくりは螺旋を意味しますから(酒を飲んで酔っ払ってくるくる飛んでいる?)、雨の日はお酒を飲んで、ハエの飛び方を観察してみてはいかがでしょう。しかし、最近ハエを見ることが少ないとは思いますが・・・。
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コラム著者
ワインアドバイザー【(社)日本ソムリエ協会認定】
きき酒師【SSI認定】
フードオーガナイザー(食養管理士)【FBO認定】
中村 正法
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