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2008年10月
十月――そろそろ空気が乾燥して、お酒がおいしく感じられる季節。
今月のコラムは少しフランスのこと。
フランス人は一日の仕事を終えた夕方、「アペロしましょ」と気軽に誘いあう。
アペロとはアペリティフ(食前酒)のこと。
食事の前にとりあえず軽いお酒を一杯、そうすると食欲が増して食事がいっそうおいしくなるというもの。

白ワインにカシスリキュールを加えた「キール」という飲み物が、昔から定番のアペリティフ。
ウオッカとトマトジュースをミックスした「ブラディー・メアリー」やグラスワインもよく飲まれている。

最近の流れは、「せっかく飲むのだから、いいものを飲みたい」と高価なワインをオーダーする人が増えているとか。
フランス人のアフターファイブが日本に比べてゆったりしているのは、労働時間が短いこと。
2000年、従業員数21人以上の企業を対象に、週35時間労働の法律が施行。
フランスではもともと土日が休みで、月曜から金曜までの週5日制。
その5日間の労働を35時間以内にしなさい、平均すると一日7時間、オーバーワークになってしまう日があれば他の日の労働時間を短くして調整しなさいという法律。
午前9時就業で午後4時終業ということで、即プライベートに突入!
しかし、通貨がユーロに切り替わってからというもの、フランスでは物価高。
その影響もあり、人々は自分の家に人を呼び、ホームパーティー花盛り。
招かれたゲストがそれぞれ手料理を持ち寄ったり、「ワインを持っていく」「シャンパーニュを買っていく」というように分担する方法もアリ。
ウィークデーでも思い立ったときに集まりましょう、というのがフランスのパーティースタイルである。
私事であるが、最近本格的なワイングラス3種を各1ダース購入した。
シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴ−ニュの3種が揃えばOK。
さて、どんなメンバーに声をかければよりいっそうパーティーが盛り上がるだろうか、ワクワクしながら頭を使うのが楽しい。
昔あこがれたフランス語「コンヴィヴィアリテ(宴会好きな、共生、共歓)」が実現できそうである。

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